葬儀・告別式と納棺師の仕事に関して

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2018年04月20日

十年ほど前になりますが、納棺師を題材にした映画が大ヒットを納めました。なかなか表には出ない題材ですが、流れるような美しい納棺師の所作に、感動を覚えた方は多いのではないでしょうか。ただ、日本においても納棺師の存在は、まだまだマイナーと言えるのではないでしょうか。

葬儀業者が全てを担当する場合が多いですし、死に化粧も葬儀社の担当になっているようです。女性の場合は特にですが、棺の中に入っても美しくありたいと願うのが当然です。遺族の依頼によって、生前に使用していた口紅やファンデーションで死に化粧がされるケースがあります。

依頼には快く応じてくれますし、疑問や質問があれば早めに訊ねておくべきです。また、近年は終活にウエイトを置く高齢者が増えています。遺影の準備はもちろんですが、エンディングノートに希望を記しておくことが出来ます。

エンディングノートには何を書いても構いませんし、化粧に関しての要望を伝えておくと良いのではないでしょうか。堅苦しく考える必要はありませんし、元気なうちに決めておけば、遺族が混乱に陥ることがなくなるのではないでしょうか。誰もが一度は死を迎えますし、悲観的になることはありません。

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