極めて簡素な「直葬」という葬儀スタイル

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2017年07月23日

一般的な葬儀は、通夜と告別式を行った上で火葬を行うという内容になりますが、最近では、通常の儀式を省いて火葬のみを行うという「直葬」と呼ばれる葬儀スタイルもあります。直葬は、火葬のみを行うことから「火葬式」とも呼ばれており、社会的な状況の変化や、葬儀に対する価値観の変化などにより都市部で需要が増えているスタイルだと言われています。

メリットとしては、何といっても「費用が格安で済む」ということが挙げられます。葬儀社へ依頼する場合であれば、20万円前後というのが相場であり、一般的な葬儀と比べると10分の1程度の費用で済ませることが可能です。

なので、経済的な理由から高い葬儀費用を用意できないといった場合に向いていると言えるでしょう。そして費用が安いということ以外にも、「心身の負担が少ない」というメリットもあります。一般的な葬儀では、通夜と告別式を二日間の日程で行わなければなりませんが、直葬であれば火葬に立ち会うだけで済むため、心身の負担も軽減することができると言えるでしょう。

それに、火葬も身内だけで行われる場合が多いため、会葬者への対応で疲れることもないと言えます。ただし注意しておきたいのは、一般の葬儀と違って極めて簡素なスタイルで行われるため、反対する人が出てくる場合があるので、十分な理解を得ておく必要があるということです。

また、後日、自宅へ弔問に訪れる方が出てくるケースもあるため、事前に想定しておくことも必要でしょう。

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