シンプルな葬儀、葬式のスタイル

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2017年04月26日

昔の葬儀、葬式というと家庭で祭壇を設けて行っておりました。葬儀社は棺桶、祭壇、提灯などを用意したりしていました。そして葬儀を仕切る人は遺族が行い、お茶だしなどは近所の人がお手伝いに来ていました。近年ではマンションなどでの集合住宅が多くなったり、近所の人の助けがないことなどから葬儀会館などで行うケースが非常に増えてきています。

葬儀会館で行うと、場所はもちろんですが葬儀スタッフも手伝いますので葬儀費用は昔よりは非常に増えてきています。葬儀、葬式にかける費用が数百万円になるケースも珍しくなく、遺族にとっては非常に負担となってきています。

そのため、近年では家族葬という親近者だけで行う葬儀スタイルが増えてきていますが、更にシンプルなスタイルの葬儀が出てきています。家族葬は親近者だけで行う葬儀のスタイルですが、お通夜、告別式は行っていました。しかし、近年のシンプルなスタイルはこれを全く無くしてしまったスタイルになります。直葬といわれるスタイルになりますが、なくなった遺体を自宅または葬儀会館に引き取り納棺します。

そして、棺を火葬場へ送り火葬処理します。もちろん、出棺のときにお経を唱えたり、別れの儀式を簡単におこなったりしますが、基本的にお通夜、告別式が無いのが直葬になります。葬儀、葬式で費用がかかるのは、葬儀会館を借りたり、スタッフの手伝い、祭壇の準備などです。

葬儀という特殊な事柄ですので他の葬儀会社と合い見積もりを取得したりする時間もありませんし、値切り交渉するなんてこともほとんどありません。葬儀会社の金額の言いなりなのが現状です。そのため、たった、34日の葬儀で200万円以上がかかります。

故人の準備や、香典だけではとてもまかなえません。それを極力無くして、遺族の負担を軽減するための葬儀スタイルが直葬です。メリットとしては費用が大幅に安いという点です。

参列者もいませんので、人の手配も不要ですし、香典がえしなども最小限ですみます。デメリットとしては、参列しない人が参列できないというケースもありますし、通常のスタイルとは違うので菩提寺が難色を示すケースがあるということでしょう。納骨を断られるケースもあるかもしれませんので、事前に菩提寺へ相談するのがいいかもしれません。まだまだ、この葬儀スタイルは新しいパターンで受け入れされない部分もあるでしょう。ですが、残された遺族の負担を軽減されるため、社会に適応したスタイルとして今後は少しずつ増えていくでしょう。

● 参考情報
納得!葬儀関してのサイトは【お葬式ボックス】オフィシャルウェブサイト
http://www.box-ososiki.info/
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